世界平和記念聖堂(広島)

竣工:1954年
設計:村野藤吾
日曜朝、9:30カトリック幟町教会へ行く。村野藤吾を代表する建築。原爆投下後の廃墟に、犠牲者の永遠の安息と、人類相互の恒久の平安を祈るために建てられた。建築コンペで一等当選者が出ず、審査員で有った村野藤吾が設計することとなったという。建築物がどのように使われているのか、知りたかったので、生まれて初めてミサに参加した。大聖堂にはざっと200名を超える信者。パイプオルガンの音と賛美歌コーラスが響き渡り、高い天井やコンクリートが重要な役割を果たしているのが分かる。信者ではないが、祈りの気持ちに、満たされる。ミサの最後には、七五三のお祝いがあって、みんなで祝福。世界の何割かの人は、日曜の朝にはこのようなミサに参加しているのである。
ミサ終了後、建物を見学。鉄筋コンクリートの構造体に煉瓦積。大きな平面で構成する聖堂と、曲線のドームや小聖堂。明り取り窓も以外な形。素朴なファサードに神聖さと温かみを感じる。正面はこちら
ランチは「Oyster Conclave 牡蠣亭」の牡蠣のランチコース。夕食は、「Roopaliルーパリ」でインド料理。うまい。が、これでは、太ってしまう。