中央分水界を何か所訪れることができるか

美濃坂峠を越えて丹波篠山へ。今日は何処に行こうか。自転車に乗りながら考えた。畑川(篠山川、加古川水系)に沿って登り始めた峠は「おおたわ」。そこは、中央分水界である。天気も良いし、中央分水界を何か所訪れることができるだろうと、コースを頭の中で組み立て、①「おおたわ」到着。次は、北に降り(友渕川、土師川、由良川水系)、本郷から西に鼓峠を登り、栗柄へ。
②「鼓峠」:鼓峠を過ぎると栗柄地区。ここは「栗柄谷中分水界」で、栗柄(1つの谷の中)に、2つの川が流れ、分水界となっている。左側の宮田川(篠山川、加古川水系)が太平洋へ、右側の杉ヶ谷川(滝の辻川、竹田川、由良川水系)が日本海へと続く。
③「栗柄峠」:②と③はとても近い。道が2つに分かれる。左側の宮田川沿いと、右側の杉ヶ谷川沿い(右の山がV字に切れている方向)に分かれる所が、栗柄峠。右側に下って春日で昼食。
④「天王坂」:春日は、氷上回廊の中。氷上回廊は、兵庫県の南北(日本海と太平洋)を結ぶ細長い低地帯。春日から氷上(加古川)に抜ける道が天王坂。
⑤「穴裏峠」:氷上から北上(芦田川、加古川水系)、穴裏峠を越えて、福知山市榎原(和久川、由良川水系)にぬける。トンネルには「穴の浦隧道」の看板。榎原口で国道429号を西方面、酷道の榎峠へ。
⑥「榎峠」:良い雰囲気の酷道を、青垣方面へ(遠坂川、加古川水系)。青垣から、加古川を下って氷上、石生へ。
⑦「石生水分れ」:水分れ(みわかれ)橋。氷上回廊の中央分水界(加古川水系と由良川水系の境界地点)の標高は95m。 本日、7か所の中央分水界を訪れた。すぐ近くのバイエリッシャーホーフで、ソーセージ・ハム・ベーコンを買って帰宅。