本「宮大工と歩く千年の古寺」

本「宮大工と歩く千年の古寺--ここだけは診ておきたい古建築の美と技」松浦昭次(祥伝社)

「道具が良くなって、効率よく仕事ができるようになるのはわるいことではないのですが、その一方で、一番大事なものが壊れていく。それが中世から江戸、明治にかけての大工の歴史、日本の木造建築の歴史でした。」

車で近距離の所にある、朝光寺(兵庫県社町)の金堂は、室町時代初期の物で、国宝に指定されている。訪れる人が少なく非常に静か。お堂に入って、時間も空間も一人で心ゆくまで堪能できる、お気に入りの場所。