千種ライド(1日目)  酷道429号

県内の国道は車が多く、早朝・他に選択できない場合以外は、自転車で走るのをなるべく避けている。しかし、走ってみたい国道がある。それが、酷道と呼ばれる429号。福知山市(京都府)と倉敷市(岡山県)を山間地で結ぶ国道。榎峠や青垣峠の酷道ぶりを体感していたので、兵庫県内の酷道429号ライドを計画した。猛暑日での長距離ライドは危険なので、距離と獲得標高の想定値から、途中の千種に宿を取る。大きな峠が4つ。
早朝出発、青垣から429号に合流。最初は青垣峠(写真1:上り口)。青垣(丹波市)側は、狭く、急勾配の直登路。自転車には厳しい。30分弱で、なんとか登りきる。峠の生野側は勾配が緩く距離がある。魚が滝では、川遊びの家族(写真2)。暑くなってきた。生野のカフェ、ジンジャーエールが美味しかった。気温も30℃を超える。
生野の街からほんのちょっと登った、生野北峠(中央分水界:国道312号)を、北(朝来)へ大きく下ってから、429号は西に神子川沿いに上る。途中自販機で水・コーラを補給。酷道は補給機会が少ないので給水ボトルは2本用意。神子畑選鉱場跡(写真3)から、峠道、きつい登り。ようやく2つ目の峠(笠杉トンネル)を登りきる。
3つめの高野峠が本日一番厳しい。昼食休憩をとる店もなく、頭から水をかぶり、峠を登り始める(写真4)。車のおじさんから声援をもらう。急こう配の直登区間が長く、体温上昇とハンガーノック気味になり、峠の手前で、自転車を降りて、水をかぶって、補給食(バナナ、羊羹、塩飴)をとる。この峠は、厳しかった。

宍粟市波賀まで急坂を下りて、昼食と休憩を時間をかけて取る。その後、千種までの最後の峠、鳥ガ乢トンネルまで、暑さが半端ない。トンネル内で涼んで、下ると宿に到着。予約は1泊だったが、連泊に変更してもらい、風呂・洗濯・部屋で涼んで休息。