明延鉱山

今日は西へ。武庫川流域から、加古川、市川、夢前川を横切り、山崎(宍粟市)で揖保川に出会う。そこから北へ揖保川を遡る。国道29号を一宮、県道6号で分水嶺である富土野峠へ(100km)。そこから少し下ると明延鉱山跡。日本の発展を支えた、金・銀・銅・鉛・錫などを産出した鉱山である。あけのべドーム(写真1)。
大仙粗砕場跡(写真2)。写真右部にインクラインも写っています。ここから、山向こうの神子畑選鉱場にトンネルで貫き鉄道で鉱石を運んだという。これより先の林道を自転車で登ってみましたが、途中からはとても進める状況ではありませんでした。
ほとんど廃墟とも言える明延鉱山跡ではあるが、明延には、今も生活は残っており、当時の繁栄も垣間見られそのギャップに感慨深いものがある。この山の中に金属資源と当時の生活をかけた多くの労働力で支えられた鉱山があって、現在の日本の繁栄につながっているのだと。