大乗寺(応挙寺)

但馬の香住(香美町)にある大乗寺へ、車で妻と、円山応挙の障壁画を見に行ってきた。祝日の朝、北近畿豊岡自動車道 豊岡方面へ走行すると、山東ICから(上り)で渋滞中。急遽、山東ICで降りて、下道で豊岡(但馬空港)経由し香住へ。大乗寺は静かで立派なお寺。山門と大楠(写真)。何といっても客殿の襖絵。円山応挙(1733-1759)ら円山派による障壁画(本物)が、13年ぶりに収蔵庫から元の客殿に戻されて、現在、特別公開中なのです。客殿の入口で拝観料を支払い受付すると、10以上の間を順番に案内してくれて、障壁画を丁寧に説明してもらえる。孔雀の間「松に孔雀図」(円山応挙筆)は、金箔の地に墨で等身大の孔雀と松が書かれており、その絵の力に圧倒された。部屋のライトを消して、障子越しの自然光で見る「松に孔雀図」は、孔雀や松の色彩が(墨なのに)見えてきて息をのむ美しさであった。円山応挙といえば、仔犬の絵(私見)。狗子の間の「梅花狗子図」(山本守礼筆)に、そんなかわいい仔犬たちがいた。現場でその雰囲気で実際に見て、本物の凄さに感動した。家に帰っても、大乗寺円山派デジタルミュージアムで余韻を楽しむこともできる。

餘部に立ち寄る。余部鉄橋「空の駅」からの眺め。今日は穏やかな日本海。
2008年9月 昔の餘部鉄橋
2017年6月 山陰自転車旅
2017年9月 余部灯台サイクリング
餘部駅に、普通列車が到着。
昼は、床瀬そば。美味しくいただきました。

香住と床瀬は、11月の自転車旅で気になっていたところ。久しぶりに車で妻と小さな良い旅ができた。