赤石岳・悪沢岳(5日目)脱出作戦

赤石岳・悪沢岳(5日目)脱出作戦

出発: 椹島  10:00
到着: 畑薙臨時駐車場  12:00

写真は、渡渉の様子。脱出作戦は、静岡市、消防署、宿泊の企業の方々の尽力にて、安全に粛々と実施さた。本当に感謝します。

宿泊者に、8時より説明会。林道の開通は困難。土砂崩れ手前まで、バスで送迎し、そこから、川を渡渉して、土砂崩れの対岸(河原と山道)を吊り橋まで歩いて、林道に戻り、そこからバスで送迎の予定との事。8時には静岡市の許可連絡が入らず、連絡待ちとなった。その後、許可が下り、希望者に対して(ほとんどの人が希望)、10時から脱出作戦開始。


渡渉の経験は無く、心配だったが、水は思った程、冷たくは無かった。膝まで浸かる深い場所もあったが、ロープを張って安全確保し、消防士が渡渉を誘導してくれた。渡渉の後、河原を歩いて下る。対岸の林道、土砂崩れの状況。昨日の最初の山崩れは一部であったが、昨日のうちに、何倍もの規模で崩れて、電信柱(通信線)が落ちてしまったとの事(夕方から、携帯電話が不通になった理由)。
対岸の山道から、「中の吊り橋」を渡り、林道に戻る。吊り橋は、高度感があって、とても怖かった。渡った地点から、市役所の方が、林道を車で、畑薙臨時駐車場まで、送ってくれた。
本日が好天で、また、昨日(山の上では雷雨だった様子であるが)椹島では殆ど雨は降らず、川が増水しなかった事も良かったと思う。
2024秋に林道山崩れ(別な場所)が有って、その時は、ヘリコプターでの脱出作戦だった(今回、オスプレイによる脱出という噂もあった)ため、空からの脱出でなく残念と笑い話となった。
これで、本日の14:30発の静岡行(静鉄ジャストライン:1日1往復)バスに乗れる。昨日予約した人(私)は乗車可という事なので、バス停で待てば、本日帰宅できる。この時、車に乗っていきますか?と声をかけて頂いた。今日の朝食時に、同席した(たまたま、充電用のACアダプタを貸した)、大津のYさんです。ご厚意に甘えて、茨木のTさんと2人、大津まで同乗させていただきました。感謝です。