聖岳・上河内岳・茶臼岳(5日目)
出発: 茶臼小屋 6:15
到着: 白樺荘 11:50
距離: 14.1km
登り: +399m / -1,939m
今日は、朝から、好天。テント撤収して、登山靴の紐をしっかり締めて、出発。下山のみであるが、最大の難関である大吊橋が最後に控える。
急な下り坂を、テンポよく、慎重に。標高が下がると、気温も上昇。ウソッコ沢の小屋で、休憩。汗を拭いて、熊鈴をONにして出発。途中の、複数の吊り橋で、心の準備をしながら、下山。
10:15 畑薙大吊橋。全長、182m。通常なら、怖くて渡れない。しかし、渡らないと帰れない。渡る準備(ストック・帽子・サングラスを格納、靴紐を締め直し、ザックを体(背中・腰)にしっかり固定、手袋を装着)をする。さあ、ちゃんと準備した。肚を据えて、渡ろう。両側の手すりワイヤーをちゃんと握る。重心を意識して歩く。視線は、3-4m先の歩行路(板)に集中する。歩くテンポで吊り橋が共振して揺れる。ちょっとテンポを落として、揺れを抑える。歩いても歩いても、まだ、半分にもならないようだ。いや、3割は来た、がんばろうと、鼓舞。ひたすら、両手のワイヤー(固定部での持ち替え)と、歩行路(板)のみに集中して、歩を進める。ちょっと風が出て来たようだ。長い。集中を切らすな。ようやく、対岸に達する。心から安堵した。
10:20 畑薙大吊橋からは、林道(舗装路)を沼平ゲートへ、そこから県道60号を、畑薙第一ダム、夏季臨時駐車場、白樺荘まで歩く。途中、駐車場手前で、送迎バスに抜かれる。駐車場を過ぎて歩いていると、親切な方が、白樺荘まで同乗させてくれた。感謝。
11:40 白樺荘。個室1泊2日(2食)、¥8,000。
昼食は、井川定食(¥1,800)と生ビール(¥700)。温泉三昧。